- 作家名
- 今井壽惠 | Imai Hisae
1950年代から1960年代にかけて日本写真界のフロントラインで活躍した写真家の一人。1970代以降は国内外の競走馬を撮影し、この分野のパイオニアとなった。1956年の初個展「白昼夢」でカラーフィルムを使った夢幻的な表現を発表し注目を集める。主観主義写真やVIVOなど前衛的な動向と歩調を合わせつつ〈ロバと王様とわたし〉〈オフェリアその後〉など詩情豊かな写真表現で独自の存在感を放った。1970年、ヨーロッパへの撮影旅行でイギリスの伝説的名馬ニジンスキーと出会い、2000年代に至るまで競走馬の写真を発表し続けた。没後2010年にはその功績が称えられJRAより功労賞が授与された。
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