片山真理

作家名
片山真理 | Katayama Mari
2010年代以降、国内外で最も顕著な活躍をみせる日本人アーティストの一人。ヨーロッパ写真美術館(パリ)での個展をはじめ欧米・アジア各国の展覧会に招聘され、作品はテートモダン(ロンドン)ほか国内外の美術館にコレクションされている。2019年の「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ」への参加および同年出版した写真集『GIFT』が高く評価され、2020年には第45回木村伊兵衛写真賞を受賞した。生まれつき四肢疾患があり、9歳で両足を切断して義足になる。片山自身の体を被写体にしたセルフポートレートは、身体にまつわるステレオタイプ/先入観を意識させ、「身体性」や「美しさ」という観念を多様性へと開いていく。