木村伊兵衛

作家名
木村伊兵衛 | Kimura Ihee
日本近代写真のパイオニア。ドイツ製の高級カメラ・ライカを愛用するスナップショットの名手として名をはせた。1932年に写真雑誌『光画』を創刊して新しい写真運動(新興写真)をリードし、その後は報道写真家として活躍する。戦後はリアリズム写真運動のリーダー的存在となり、被写体のありのままの姿を瞬間的に切り取るような作品で多くのアマチュア写真家に影響を与えた。1975年、日本写真界への功績を記念して「木村伊兵衛写真賞」が創設され、現在も若手・中堅写真家の登竜門となっている。