中山岩太

作家名
中山岩太 | Nakayama Iwata
生年
1899−1995
出身
Born in Japan
日本のモダニズム写真を先駆者の一人。1918年に渡米し、1921年にニューヨークで写真スタジオを開業。1926年にパリへ渡り、マン・レイらと交流を深めた。帰国後の1930年、芦屋カメラクラブを結成。浪花写真倶楽部や丹平写真倶楽部とともに関西アヴァンギャルドの一翼を担った。1932年には写真雑誌『光画』を創刊し、欧米の新しい写真表現に共鳴した「新興写真」運動を牽引した。ポートレートや商業写真にとどまらず、シュルレアリスム的なフォトモンタージュなど独創的な作品を数多く生み出した。日本におけるモダニズム写真のパイオニアとして高く評価され、ジャーナリズムやリアリズムとは異なる、実験精神に富んだ創造的な写真表現の方向性を示した。