大束元

作家名
大束元 | Otsuka Gen
モダニズムとジャーナリズムを活動の根幹に据えた写真家。1933年、日本のモダニズム写真を象徴する雑誌『光画』に作品を発表した。翌年、朝日新聞社に入社し、記者・カメラマンとしてのキャリアを開始する。戦時中は中国、タイ、シンガポールなどに赴き報道活動に従事。1950年代には「主観主義写真」の潮流に加わり、モンタージュや長時間露光を駆使し、主観的表現を探求した。同時に、マスメディアの担い手として社会的現実とも向き合い続けた。その作風は一様に定義しがたく、日本写真史において特異な存在感を放っている。1963年以降は全日本写真連盟の要職を歴任し、日本写真界の発展にも寄与した。
Otsuka Gen
Photographs
Title(あ-ん)